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米印、世界的緊急課題で協力強化 ガザ紛争で共同声明 2プラス2

ロイター / 2023年11月11日 0時54分

 11月10日、米国とインドは、外務・防衛担当閣僚協議「2プラス2」をニューデリーで開催した。ニューデリーで代表撮影(2023年 ロイター)

[ニューデリー 10日 ロイター] - 米国とインドは10日、外務・防衛担当閣僚協議「2プラス2」をニューデリーで開催した。世界的、地政学的な緊急課題に対処するために両国の友好関係を強化する必要性を強調した。

両国は2プラス2の協議後、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザで拘束されている人質の即時解放などを求める共同声明を発表。「人道的な(戦闘の)一時休止の支持を表明する。紛争の拡大を防ぎ、中東の安定を維持し、政治的解決と持続可能な和平の実現に取り組むため、地域の主要なパートナーを含め、緊密な外交協調を続けると確約する」とした。

シン国防相は冒頭、「防衛は両国関係の最も重要な柱の一つである」とし「さまざまな地政学的な課題があるが、われわれは重要かつ長期的な問題に焦点を当て続ける必要がある」と述べた。

オースティン国防長官は、「差し迫ったグローバルな課題に直面」して世界二大民主主義国家が意見交換し、共通の目標を見つけ、国民のために成果をあげることがこれまで以上に重要だと指摘。

「われわれは産業基盤を統合し、相互運用性を強化し、最先端技術を共有している」と述べた。

今年6月にモディ首相がワシントンを訪問。9月には20カ国・地域(G20)サミットのためにバイデン大統領がインドを訪問している。

ブリンケン国務長官は「両首脳が掲げたビジョンの実現に向け、共に非常に具体的なステップを踏んできた」と発言。

米日豪印の枠組み「クアッド」に言及し「クアッドを通じたパートナーシップの強化を含め、自由で開かれた、繁栄し、安全で強靭なインド太平洋を推進している」と述べた。

ジャイシャンカル外相は、2プラス2が「共通のグローバル・アジェンダを構築しつつ、将来を見据えたパートナーシップ」を築くのに役立つと述べた。

インドのアラマネ国防次官によると、米ジェネラル・アトミクス製の武装無人機31機の購入を巡る30億ドルを超える契約の手続きが進められている。このほか、米国が示した歩兵戦闘車両システムを巡る提案に、インドは関心を持っていると述べた。ただ詳細については明らかにしなかった。

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