ECB政策金利、「今後数四半期は」変更なし=ラガルド総裁
ロイター / 2023年11月11日 1時0分
ラガルドECB総裁は、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月で上昇する可能性があるが、政策金利を少なくとも数四半期、現行水準で維持すればインフレ率を2%に戻すことは可能と述べた。9月25日、ブリュッセルで撮影(2023年 ロイター/Yves Herman)
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は10日、ユーロ圏のインフレ率は今後数カ月で上昇する可能性があるが、政策金利を少なくとも数四半期、現行水準で維持すればインフレ率を2%に戻すことは可能と述べた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のイベントで、インフレ率について「今後、おそらくより高い数値が復活するだろうし、それを予想すべきだ」と指摘。「今はエネルギー価格がそれなりに横ばいであったとしても、1─2月にはベース効果を失うことになる」とした。
ただ、インフレ率が再び上昇したとしても追加利上げは必要ないかもしれないと示唆。政策金利は「十分長い期間維持されれば2%の中期目標に到達できると考えられる水準にある」とした。
「十分長い期間」は何を意味するのかとの質問に対し、「今後数四半期は」政策変更は予想されないと答えた。
一方、ECB理事会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は、新たなショックがない限り追加利上げはないが、利下げを議論するのは時期尚早と言及。同時に、インフレに対するリスクは引き続き存在し、ECBは欧州連合(EU)諸国が新たな財政枠組みについて合意できていないことに不快感を示していると警告した。
この記事に関連するニュース
-
欧州中銀、政策金利据え置きへ=インフレ警戒根強く―18日に理事会
時事通信 / 2024年7月14日 19時10分
-
「1ドル=160円超え」で円安進行も、ドル円は緩やかに上昇すると想定 ~マーケットの振り返りと見通し【解説:三井住友DSアセットマネジメント・チーフリサーチストラテジスト】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月2日 16時20分
-
豪中銀、労働市場下振れリスク踏まえ金利据え置き決定=議事要旨
ロイター / 2024年7月2日 11時45分
-
スイス中銀、2会合連続利下げ フラン上昇に「行動の用意」
ロイター / 2024年6月20日 22時16分
-
豪中銀が政策金利据え置き、再利上げ排除せず インフレなお警戒
ロイター / 2024年6月18日 18時0分
ランキング
-
1マクドナルドが「ストローなしで飲めるフタ」試行 紙ストローの行方は...?広報「未定でございます」
J-CASTニュース / 2024年7月17日 12時55分
-
2永谷園、MBO成立=今秋にも上場廃止
時事通信 / 2024年7月17日 20時36分
-
3「レイバン」メーカー、人気ブランド「シュプリーム」を15億ドルで買収
ロイター / 2024年7月18日 8時34分
-
4申請を忘れると年金200万円の損…荻原博子「もらえるものはとことんもらう」ための賢者の知恵
プレジデントオンライン / 2024年7月17日 8時15分
-
5「7%だったら仕方ない」牛丼チェーン松屋が“深夜料金”を本格的に導入 人件費を価格に転嫁【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月17日 20時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)