パレスチナ人権団体、ＩＣＣにイスラエルの戦争犯罪調査を要請

パレスチナの３人権団体は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで大量虐殺を含む戦争犯罪を犯しているとして、国際刑事裁判所（ＩＣＣ）に調査を要請した。１０日、ガザで撮影（２０２３年　ロイター/Ibraheem Abu Mustafa）

［ドバイ／ハーグ　１０日　ロイター］ - パレスチナの人権団体アルハク、アルメザン、パレスチナ人権キャンペーンの３グループは、イスラエルがパレスチナ自治区ガザで大量虐殺を含む戦争犯罪を犯しているとして、国際刑事裁判所（ＩＣＣ）に調査を要請した。

イスラム組織ハマスが実効支配するガザの保健省は１０日、イスラエル軍との衝突が始まって以降、ガザで少なくとも１万１０７８人が死亡したと発表した。うち子どもの犠牲者は４５０６人とした。

また現時点でガザの２１の病院と４７の医療センターが稼働停止状態に陥っているという。

イスラエル外務省報道官はパレスチナ３人権団体のＩＣＣへの要請を受け、１０月７日に起きたハマスのイスラエル攻撃とその後の行動について、イスラエル側も「ハマスによる（ガザにおける）民間人の人間の楯としての利用を含め、人道に対する罪と戦争犯罪の証拠を収集している」と応じた。