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パレスチナ大使、西側のガザ紛争への対応を非難 一段の支援要請

ロイター / 2023年11月11日 6時3分

パレスチナのクライシ在ジュネーブ国連大使は、西側諸国がパレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの攻撃を国際法違反と指摘していないと非難した。2019年、ジュネーブで撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

Emma Farge

[ジュネーブ 10日 ロイター] - パレスチナのクライシ在ジュネーブ国連大使は10日、西側諸国がロシアによる国際法違反を指摘することでウクライナを支援する中でも、パレスチナ自治区ガザに対するイスラエルの攻撃を国際法違反と指摘していないと非難した。

クライシ氏は外交官や記者らとの会合で、欧州委員会のフォンデアライエン委員長が昨年、ロシアによるウクライナの電力を含む民間インフラに対する攻撃は戦争犯罪にあたるとの見解を示したことに言及。「適用できる国際法は数多く存在し、ウクライナに対しては完全に適用されている。一方、パレスチナに関しては適用されていない」と述べた。

ガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルの軍事衝突で、これまでに少なくとも1万1000人の民間人が死亡。ガザ地区に対しては10月11日以降、電力などの供給も遮断されている。こうした中、西側諸国は民間人の犠牲を抑えるよう呼びかけながら、イスラエルの自衛権を擁護する傾向にある。

クライシ氏の発言について、欧州委からコメントは得られていない。

この日の会合で、クライシ氏は40人を超える大使らと共にガザ地区で犠牲になった多くの民間人に1分間の黙とうを捧げた。黙とうのために壇上に上がった大使の大半は中東、アジア、アフリカ諸国の大使。オランダ大使は脇で起立したが、西側諸国の大使の参加はなかった。

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