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タイ首相、中銀総裁と会談 高金利と経済状況に懸念表明

ロイター / 2024年1月10日 19時44分

Chayut Setboonsarng Orathai Sriring

[バンコク 10日 ロイター] - タイのセター首相は10日、セタプット中銀総裁と会談した。高金利と経済状況について懸念を表明したと記者団に明かした。

「国民や企業が高金利にいかに苦しんでいるかを説明した」とし、セタプット氏からは中銀がどのように債務問題に取り組んでいるか説明があったと述べた。

中銀は独立しており首相に干渉する権限はないとの認識を示した。物議を醸している政府の「デジタルウォレット」政策については議論しなかったと語った。

セター氏は総裁に利下げを要請し、デジタルウォレットについて理解を求めるとみられていた。

記者団に中銀はインフレ率がマイナスとなっている状況について明確にするだろうと述べた。セタプット氏に投機的等級の債券を注意深く監視するよう要請したことも明らかにした。

会談に先立ちタイ中央銀行は政策に関する説明会を15日に開催すると発表した。詳細は明らかにしていない。

中銀はインフレ抑制のため2022年8月から200ベーシスポイント(bp)の利上げを行ってきたが、昨年11月の会合では金利を据え置いた。2月7日に次回の金融政策会合を開く予定。

セター首相は中銀に対して景気支援のために利下げを行うよう求めている。

5000万人に1万バーツ(285.47ドル)を配り消費を活性化させるデジタルウォレット政策について、セタプット氏はインフレへの影響を懸念し、経済には財政刺激策ではなく構造改革が必要と訴えている。

10日に発表された債券市場調査によると、中銀は今年下半期に最大50bpの利下げを行うと予想されている。別の業界団体は第2・四半期の利下げを予想している。

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