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OPEC月報、「OPECプラス産原油」の需要予測に変更=関係筋

ロイター / 2024年5月10日 9時11分

5月9日、石油輸出国機構(OPEC)は月報でOPEC産原油の需要予測の公表を廃止し、ロシアなど非加盟産油国も含む「OPECプラス」の枠組みで生産する原油への需要予測に切り替える方針だと、関係筋が明らかにした。写真はウィーンのOPEC本部。2020年4月撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

Alex Lawler

[ロンドン 9日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は月報でOPEC産原油の需要予測の公表を廃止し、ロシアなど非加盟産油国も含む「OPECプラス」の枠組みで生産する原油への需要予測に切り替える方針だと、関係筋が明らかにした。

OPECプラスはOPEC加盟12カ国と非加盟10カ国で構成。2016年に生産調整で原油相場を下支えするための協力宣言(DoC)に合意しており、長く協力関係にあることから今回の変更に至った。関係筋によると、今月の月報から「DoC」の名称でOPECプラス産原油の需要予測のみを盛り込むという。

4月の月報では初めて、OPEC産原油と共にOPECプラス産原油の需要予測を公表していた。

関係筋は今回の変更について、生産調整がOPECプラスの枠組みで行われるようになった現状に即していると述べた。

OPEC産原油の市場シェアは、昨年末のアンゴラ脱退を受け、数十年来の低水準である27%に落ち込んでいる。ロイターの試算によると、OPECプラスのシェアは約41%となっている。

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