GSKのRSVワクチン、米FDAが50─59歳への接種拡大を承認
ロイター / 2024年6月10日 10時47分
6月7日、米食品医薬品局(FDA)は、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンについて、50─59歳の成人への接種拡大を承認した。写真はGSKのロゴ。2022年8月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
Sriparna Roy Christy Santhosh
[7日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は7日、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンについて、50─59歳の成人への接種拡大を承認した。この年齢層向けにRSVワクチンが承認されるのは初めて。
GSKのRSVワクチン「アレックスビー」および米製薬大手ファイザーとモデルナがそれぞれ開発したRSVワクチンは既に60歳以上への使用が認められている。
RSVは通常、風邪のような症状を引き起こし、幼児と高齢者の肺炎の主な原因となっている。米国では毎年17万7000人が入院し、1万4000人が死亡している。
アレックスビーは昨年の発売以来、米国のRSVワクチン市場で急拡大し、第1・四半期にシェアが3分の2に達した。
モデルナのワクチンは先月承認されたばかり。
米疾病対策センター(CDC)はまだアレックスビーの50─59歳向けの使用を承認していない。CDCの外部専門家からなる諮問委員会は6月26─28日に開く会合で承認の是非を検討する。
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