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世界初の「没入型」通話、ノキアCEOがスマホで実現

ロイター / 2024年6月10日 18時48分

6月10日、 フィンランドの大手通信設備メーカー、ノキアは、ペッカ・ルンドマルク最高経営責任者(CEO)が、3次元の音響で通話の質を向上させ、より臨場感のある対話ができる「イマーシブ(没入型)・オーディオ・ビデオ」と呼ばれる新技術を使って電話をかけたと発表した。写真は同社のロゴ。ニューヨークで2023年5月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

Supantha Mukherjee

[ストックホルム 10日 ロイター] - フィンランドの大手通信設備メーカー、ノキアは10日、ペッカ・ルンドマルク最高経営責任者(CEO)が、3次元の音響で通話の質を向上させ、より臨場感のある対話ができる「イマーシブ(没入型)・オーディオ・ビデオ」と呼ばれる新技術を使って電話をかけたと発表した。

現行のスマートフォン(スマホ)の通話は、音声要素を圧縮したモノラルで、詳細な音は聞こえない。

ルンドマルクCEOは「われわれは音声通話の未来を実証した」と述べた。

通話は、公衆5Gネットワーク上で通常のスマホを使ってフィンランドのデジタル化・新技術担当大使であるステファン・リンドストロム氏との間で行われた。

ノキア・テクノロジーズのジェンニ・ルカンダー社長は「今日、スマホやPCで使われているモノラル音声の導入以来、音声通話のライブ体験に向けた最大の飛躍だ」と述べた。ネットワーク接続事業者、半導体メーカー、携帯電話メーカーが自社製品に実装できるよう現在、標準化されつつあるとした。

ノキア・テクノロジーズのオーディオ研究責任者ユリ・フオパニエミ氏によると、大半のスマートフォンには少なくとも2つのマイクが搭載されており、通話の空間特性をリアルタイムで送信することで、この技術を実現できる。個人間通話だけでなく、電話会議でも利用可能という。

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