第2四半期のパソコン出荷台数、前年比+3％ アップル最大の伸び

　９日、調査会社ＩＤＣが発表したデータによると、第２・四半期のパソコン出荷台数は、人工知能（ＡＩ）対応デバイスの需要に支えられて前年比３％増加した。ニューヨークで２０２２年撮影（２０２４年　ロイター/Mike Segar）

[９日 ロイター] - 調査会社ＩＤＣが９日発表したデータによると、第２・四半期のパソコン出荷台数は、人工知能（ＡＩ）対応デバイスの需要に支えられて前年比３％増加した。アップルのパソコン出荷台数が最も伸びた。

第２・四半期のパソコン出荷台数は６４９０万台だった。出荷台数は２年間減少していたが、第１・四半期に増加に転じた。

アップルの出荷台数は前年比２０．８％増加した。次に伸びが大きかったのは台湾パソコン大手、宏碁（エイサー）で、１３．７％増加した。

パソコン市場はコロナ禍での買い控えからの回復が期待されている。ＩＤＣのライアン・リース氏は「２四半期連続の増加やＡＩ搭載パソコンに対する期待、新たな商業サイクルはパソコン市場が必要としていたもののようだ」とし、「話題の中心は明らかにＡＩだが、ＡＩ関連以外でもパソコン購入では多くのことが起きており、成熟市場に明るい兆しが見える」と指摘した。