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米規制当局、バーゼル3最終案で意見求める必要=FRB議長

ロイター / 2024年7月10日 11時0分

 9日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、国際的な銀行資本規制「バーゼル3」の最終規則案について、追加的な意見を求めるべきだという見解をFRBは堅持していると表明した。米首都ワシントンで6月12日撮影(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)

Pete Schroeder

[9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は9日、国際的な銀行資本規制「バーゼル3」の最終規則案について、追加的な意見を求めるべきだという見解をFRBは堅持していると表明した。

パウエル氏は議会上院の銀行委員会で証言し、FRB、連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)はバーゼル3最終化案の見直しで大きく進展したと指摘。

その上で、各当局は規則案を最終決定して発効させるか、さらなる意見を求めるかについて検討中だと述べた。パウエル氏は後者を支持したが、他の機関がそのアプローチにまだ同意していないと説明した。

「修正案の意見を一定期間求める必要があるというのがFRB理事会が堅持している考えだ」とし、現在検討されている変更を踏まえると、改めて提案することが不可欠だという認識を示した。

銀行業界は大手行の資本要件を厳格化する従来案に強く反対し、見直しを要請。規制当局は大手行の資本への影響を大幅に抑制する形での提案見直しに取り組んできた。

パウエル氏はまた、規制当局が中小銀行に接触し、商業用不動産(CRE)へのエクスポージャーを管理できるかどうかを確認していると明らかにした。

CRE融資に伴う全体的なリスクは今後何年も銀行に残るだろうと述べた。

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