AI新興企業への投資、4─6月期に倍増=米調査会社
ロイター / 2024年7月10日 12時40分
7月9日、米調査会社クランチベースのデータによると、人工知能(AI)関連スタートアップ(新興企業)への投資額は4─6月期に240億ドルと、前四半期から約2倍に増加した。写真はボスニア・ヘルツェゴビナのゼニツァで昨年6月撮影(2024 ロイター/Dado Ruvic)
[9日 ロイター] - 米調査会社クランチベースのデータによると、人工知能(AI)関連スタートアップ(新興企業)への投資額は4─6月期に240億ドルと、前四半期から約2倍に増加した。
新興企業全体の資金調達額は16%増の790億ドル。AI部門への投資が主にけん引し、セクター別で初めて最大となった。これに続いたのはヘルスケアとバイオテクノロジーだった。
オープンAIの生成AI「チャットGPT」の圧倒的な成功で、ビジネスの生産性向上やヘルスケア、製造業の分野でのAI技術の採用を競う動きが広がった。ただ、投資家やハイテク大手は、AIへの大規模投資が初めて本格的に収益を生むのは数年後になると予想している。
10億ドルを上回る資金調達6件のうち5件は、AI関連企業が実施した。めぼしいものにはイーロン・マスク氏が率いるxAIの60億ドルや、AIインフラプロバイダーのコアウィーブによる直近の11億ドルがある。
新興企業の資金調達は4─6月期に大幅な増加を示したものの、過去3年の水準を下回っている。クランチベースによると、今年上半期の世界の資金調達額は5%減の1470億ドルで、前年下半期からは横ばいだった。
米国の金融引き締めの影響で、新規株式公開(IPO)の回復は足取りが重い。新興企業に投資し、IPOで株式を売却するのが一般的な未公開株の機関投資家にとって、こうした状況は大きな収益を得る上で妨げになっている。
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