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ブラジル6月消費者物価が鈍化、市場の利上げ懸念和らぐ

ロイター / 2024年7月11日 8時0分

Luana Maria Benedito

[サンパウロ 10日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が10日発表した6月の消費者物価指数の前月比上昇率は0.21%と、5月の0.46%から鈍化し、エコノミスト予想の0.32%を下回った。これを受け、市場では中央銀行が利上げに動くとの懸念が和らいだ。

6月消費者物価の前年比上昇率は3.93%から4.23%に上振れたが、やはりエコノミスト予想の4.35%よりは低かった。

中銀は6月の会合で、予想物価の高まりや財政運営を巡る市場の不安、米国の利下げ時期が遠のいたことなどを理由に、利下げサイクルを休止することを全会一定で決定。先週になると特に財政の先行きに対する危惧を背景に、利上げ観測が浮上していた。

インテルのシニアエコノミスト、アンドレ・バレリオ氏は、6月消費者物価のデータによって「市場が織り込んでいた利上げリスクは低下した」と述べた。

金利先物市場でも、今月下旬に予定される中銀の次回会合で政策金利が据え置かれる確率が94%と想定されている。

ただ予想物価の上振れが続いている点を踏まえると、今回のデータだけでは利下げ再開の可能性は見えてこないとの声が聞かれた。

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