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米ターンズ・ファーマの肥満症薬、初期試験で良好な結果 株価急騰

ロイター / 2024年9月10日 14時41分

Mariam Sunny

[9日 ロイター] - 米バイオ医薬品会社ターンズ・ファーマシューティカルズは9日、同社が開発した経口肥満症薬「TERN―601」の初期臨床試験で体重が平均4.9%減少する効果が示されたと発表した。同社の株価は一時27%上昇した。

同薬740ミリグラムを1日1回投与した4週間の試験で、プラセボ(偽薬)調整後平均で体重が4.9%減少したという。

TERN―601は注射剤よりも服用しやすい経口薬。米製薬大手ファイザーとスイス同業ロシュなども経口薬の開発を進めている。

市場を主導するデンマーク製薬大手ノボノルディスクの「ウゴービ」と米イーライリリーの「ゼップバウンド」はいずれも注射剤で、両社は錠剤も開発中。

TERN―601はウゴービやゼップバウンドと同じGLP─1受容体作動薬というクラスに属し、初期試験で安全性と忍容性の主要目標を達成したという。

ターンズは来年、同薬を中期臨床試験に進める計画。

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