日経平均は小幅に6日続落、ドル/円伸び悩み上値抑制 米株高は支え
ロイター / 2024年9月10日 15時37分
[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比56円59銭安の3万6159円16銭と小幅に6日続落して取引を終えた。朝方には米株高や円安の動きを好感した買いが先行したが、ドル/円が伸び悩み、株価の上値も抑制された。取引時間中の手掛かりに乏しく、前日終値を挟んだ値動きとなり方向感に乏しかった。 日経平均は前営業日比170円高で寄り付いた後、先物でややまとまった売りが観測され、一時214円安に下落した。その後、ドル/円が円安方向に振れる中でプラスに戻し、一時321円高に上値を伸ばした。米国市場での半導体株高を受け、指数への寄与度の高い国内の半導体関連株は堅調な銘柄が目立った。 11日の米消費者物価指数(CPI)発表や週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控える中、先物の売買が断続的に観測され、手掛けにくさが意識された。午後にかけ、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。 市場では「全般的に手掛かりに乏しかったが、米金利の低下基調を受けて、中小型株が物色された」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との声があった。大型株のTOPIX100指数が小幅マイナスだった一方、中型株の同ミッド400や小型株のスモールは小幅にプラスだった。 TOPIXは0.12%安の2576.54ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.13%安の1325.95ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆7829億5800万円だった。東証33業種では、値上がりは水産・農林や陸運、倉庫・運輸関連など15業種、値下がりは医薬品や海運、精密機器など18業種だった。 東京エレクトロンがしっかりだったほか、ソフトバンクグループは堅調だった。一方、第一三共は軟調。太陽誘電は年初来安値を更新した。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.87%高の650.82ポイントと続伸した。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが802銘柄(48%)、値下がりは787銘柄(47%)、変わらずは54銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 36159.16 -56.59 36386. 36,001
12 .58─36
,537.0
3
TOPIX 2576.54 -3.19 2587.8 2,573.
2 74─2,6
03.70
プライム指数 1325.95 -1.66 1331.8 1,324.
4 60─1,3
39.90
スタンダード指数 1217.67 6.96 1214.7 1,214.
8 41─1,2
22.61
グロース指数 831.32 7.35 828.21 823.09
─835.0
9
グロース250指 650.82 5.61 648.54 643.69
数 ─654.0
3
東証出来高(万株 171349 東証売買代金( 37829.
) 億円) 58
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