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サウジ、国連人権理事会選挙で落選

ロイター / 2024年10月10日 9時45分

 10月9日、国連人権理事会の理事国に立候補していたサウジアラビアは、国連総会で実施された選挙で落選した。スイス・ジュネーブで2023年2月撮影(2024年 ロイター/Denis Balibouse)

Michelle Nichols Pesha Magid

[国連 9日 ロイター] - 国連人権理事会の理事国に立候補していたサウジアラビアは9日、国連総会で実施された選挙で落選した。

サウジは2020年の選挙でも落選。その後政治的実権を握るムハンマド皇太子が打ち出した包括的な経済構造改革策「ビジョン2030」の下で、厳しい宗教的な規制が敷かれて人権侵害が相次いでいるという同国の対外的なイメージを払しょくし、観光・娯楽の拠点としてアピールするため多額の資金を投じてきたが、こうした努力が実を結ばなかった。

理事国は世界の5つの地域に分けて選出する仕組みでサウジが立候補したアジア太平洋枠だけ立候補国が定数より多く、6カ国が5つの理事国を争う構図。結局最後の椅子は得票数でサウジをわずかに上回ったマーシャル諸島が手にした。

サウジには人権問題で厳しい目が向けられている。死刑制度に反対する団体リプリーブは、サウジが今年執行した死刑は少なくとも212人と、昨年の172人やこれまでの過去最高だった2022年の196人を超えたと指摘した。

ムハンマド皇太子についても、反体制派への締め付けや、18年にトルコで起きたサウジ人記者カショギ氏殺害事件に関与した疑いなどを巡って批判が集まっている。

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