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米バークシャーが円建て債発行、2818億円調達 3─30年債の7本

ロイター / 2024年10月10日 14時30分

 10月10日、著名投資家ウォーレン・バフェット氏(写真)が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが円建て社債を7本発行し、2818億円(19億ドル)を調達した。ロイターが10日にタームシート(条件概要書)を確認した。写真は米ニューヨークで2015年3月撮影(2024 ロイター/Brendan McDermid)

Scott Murdoch Junko Fujita

[10日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイが円建て社債を7本発行し、2818億円(19億ドル)を調達した。ロイターが10日にタームシート(条件概要書)を確認した。

今回の社債発行は、バフェット氏が日本の5大商社に出資して以降の4年間で日本の資本市場との関係を深めていることを示す。

3年債、5年債、7年債、10年債、20債年、28年債、30年債の7本で、3年債が1554億円と発行額が最も多く、5年債は580億円となった。

ブックランナーから送られたメッセージによると、15年債も提案されたが取り下げられ、長期債が追加された。

タームシートによると、7本それぞれの発行価格は仮条件の下限から中間で決まった。

合計発行額は同社が2019年に初の円建て債を発行して以来の大きさとなった。

同社は米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で、調達した資金を一般の企業目的に使用すると説明した。

同社は20年に日本の商社株に投資すると初めて発表。長期保有する意向で、保有比率を最大9.9%に引き上げる方針を示している。

2月24日付の年次書簡によると、5大商社の出資比率はそれぞれ約9%に達した。

4月には2633億円相当の社債を発行した。

フィリップ証券の株式部トレーディング・ヘッド、増沢丈彦氏は、今年の発行額の大きさから日本株上昇へのバークシャーの期待がうかがえると指摘。市場は次にどのような銘柄が投資対象になるかに注目しているとし、銀行や保険会社といった高配当バリュー株が最有力候補との見方があると述べた。

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