米大統領選、郊外有権者と中間所得層の支持率でハリス氏がリード
ロイター / 2024年10月10日 19時2分
10月10日、ロイター/イプソスの米大統領選世論調査によると、民主党候補ハリス副大統領が郊外有権者と中間所得層の支持率で共和党候補トランプ前大統領を上回っている。写真は9日、ニューヨークのラガーディア空港を出発するハリス氏(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Jason Lange Bo Erickson
[ワシントン 10日 ロイター] - ロイター/イプソスの米大統領選世論調査によると、民主党候補ハリス副大統領が郊外有権者と中間所得層の支持率で共和党候補トランプ前大統領を上回っている。
有権者の約半数を占め、国全体と同様に人種的に多様な郊外住民は重要な票田だ。2020年の大統領選では、バイデン大統領が郊外の郡でトランプ氏を約6%ポイント上回った。
バイデン氏が今回の選挙戦から撤退する前となる6月と7月に実施された調査では、郊外住民の支持率でトランプ氏が43%対40%でバイデン氏をリードしていた。
ハリス氏は出馬表明以降その差を縮め、9月から10月にかけて行われた調査では郊外有権者からの支持率が47%対41%でトランプ氏をリードした。
6000人以上の登録有権者からの回答を含むロイター/イプソスの調査6件を分析した。
同じ期間に、トランプ氏は世帯年収5万─10万ドルの有権者の支持率でバイデン氏を44%対37%でリードしていたが、ハリス氏には43%対45%で後れを取っている。
ピュー・リサーチ・センターの出口調査分析によると、トランプ氏は20年の選挙でこの層からの得票率が52%と、バイデン氏の47%を上回っていた。
ロイター/イプソスのこれまでの調査によると、有権者は経済を最重要課題と見なしており、10月に実施された調査では、経済に関してはトランプ氏の方が優れた候補者だと答えた有権者は46%で、ハリス氏の38%を8ポイントも上回っている。
クック・ポリティカル・リポートの政治アナリスト、デービッド・ワッサーマン氏は、ハリス氏が中間所得層の有権者の間で支持が伸びているのは、同氏が中流家庭を支援すると繰り返し訴えていることが要因かもしれないと述べた。
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