ゼレンスキー氏が訪英、NATO事務総長と長距離兵器使用など協議
ロイター / 2024年10月10日 23時36分
ウクライナのゼレンスキー大統領(左)は10日、訪問先のロンドンで北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長とスターマー英首相(右)と会談し、自身が掲げる対ロシア戦争終結案「勝利計画」のほか、米欧製の長距離射程兵器を使ったロシア領内への攻撃の可否などについて協議した。(2024年 ロイター/Eddie Mulholland)
Andrew MacAskill Alistair Smout
[ロンドン 10日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、訪問先のロンドンで北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長とスターマー英首相と会談し、自身が掲げる対ロシア戦争終結案「勝利計画」のほか、米欧製の長距離射程兵器を使ったロシア領内への攻撃の可否などについて協議した。
ルッテ氏は会談後に記者団に対し、長距離射程兵器のロシア領内への使用を巡り協議したが、最終的には個々の支援国の判断に委ねられると述べた。
英首相報道官は「冬季を迎えるにあたり、ウクライナをどのように支援するか継続的な協議が行われている」と言及。「ウクライナの立場を強化したいが、ただ1つの兵器で戦争に勝利した例はない」とし、射程の長い英国製巡航ミサイル「ストームシャドー」の使用について、英政府の見解に変更はないと述べた。
ゼレンスキー氏は会談後「戦争を正当に終結させるための適切な条件を設定する方法」について説明したとXに投稿。ただ詳細は明らかにしなかった。
ゼレンスキー氏は12日に予定されていた、ウクライナ支援国が参加する「ラムシュタイングループ」の会合に出席する予定だったが、バイデン米大統領がハリケーン対応で出席を見送ったため、同会合は延期された。
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