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NY外為市場=ドル/円下落、FRBは利下げ継続の見通し

ロイター / 2024年10月11日 6時6分

ニューヨーク外為市場ではドルが対円で下落。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク/ロンドン 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが対円で下落。9日発表された米インフレおよび雇用関連指標から、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを継続する公算が大きいことが示された。

9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、市場予想を上回ったものの、約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。

10月5日までの1週間の新規失業保険申請件数は、前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加幅としては2021年7月以来最大となった。

ジェフリーズの外為グローバル責任者ブラッド・ベクテル氏は「市場はインフレを重視するか、雇用を重視するか、綱引き状態にある」とし、「FRBは数週間前、雇用に重点を置き、0.50%ポイントの利下げを実施したが、すぐに方針を転換し、再度0.50%ポイントの追加利下げは行わないかもしれないと述べている」と述べた。

終盤の取引で、ドル/円は0.38%安の148.66円。一時8月2日以来の高値となる149.58円を付ける場面もあった。

日銀の氷見野良三副総裁は10日、先行きの金融政策運営は経済活動や物価、金融情勢次第であり、追加利上げのタイミングについて「最初からコースが決まっているわけではない」と述べた。

ユーロ/ドルは一時8月8日以来の安値を付けた後、0.14%安の1.0925ドルで推移。ドル/スイスフランは0.45%安の0.856フラン。

主要通貨に対するドル指数は8月15日以来の高値を付けた後、不安定な取引の中0.07%高の102.96となった。 

アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、経済指標で適切と示されれば、11月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを見送ることに「問題はない」と述べた。

CMEのフェドウォッチによると、市場はFRBが約85%の確率で次回11月の会合で0.25%ポイント利下げを実施すると予想。金利据え置き予想は約15%となっている。

リスクに敏感な豪ドルは0.14%高の0.67280米ドル。中国人民銀行(中央銀行)による株式市場支援に向けたスワップ制度始動を背景に中国株が上昇したことを受け、豪ドルは一時0.3%超上昇した。

ドルはオフショア人民元に対しては、0.12%安の7.084元。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.08%安の5万9119ドル。

ドル/円 NY終値 148.56/148.58

始値 148.84

高値 149.09

安値 148.36

ユーロ/ドル NY終値 1.0935/1.0936

始値 1.0939

高値 1.0954

安値 1.0901

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