トランプ氏、プーチン氏にウクライナ戦争拡大しないよう忠告=関係筋
ロイター / 2024年11月11日 8時36分
トランプ次期米大統領はロシアのプーチン大統領と7日に電話会談し、ウクライナでの戦争を拡大しないよう忠告した。米紙ワシントン・ポストが10日、関係筋の話として報じた。写真は2019年、G20大阪サミットで撮影(2024年 ロイター/Sputnik/Mikhail Klimentyev/Kremlin)
[ウェストパームビーチ(米フロリダ州)/ワシントン 10日 ロイター] - トランプ次期米大統領はロシアのプーチン大統領とこのほど電話会談し、ウクライナでの戦争を拡大しないよう忠告した。会談内容を知る関係筋の話で10日、明らかになった。
トランプ氏はウクライナのゼレンスキー大統領とも6日に電話会談していた。トランプ氏はこれまで米国のウクライナ軍事・金融支援の規模を批判し、戦争を早期に終結させると述べてきた。
トランプ氏の広報担当者スティーブン・チャン氏は、プーチン大統領との電話会談に関する質問に対し、海外首脳との非公式の電話協議についてはコメントしないと応じた。
サリバン米大統領補佐官は10日、バイデン大統領がトランプ氏にウクライナ支援から手を引かないよう求める考えだと明らかにし、13日に予定する両氏の会談では国内外の政策上の優先事項について話し合うとの見通しを示した。
トランプ氏は昨年、もし自分がホワイトハウスにいれば、プーチン大統領が2022年にウクライナに侵攻することはなかったと主張した。
ゼレンスキー大統領は7日、ウクライナとロシアの戦争を迅速に終わらせるというトランプ氏の計画について、詳しく承知していないと述べた。また急速な停戦はウクライナが大幅な譲歩を迫られる結果になると警戒感をあらわにした。
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