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香港ドルの米ドルとのペッグ制、変更は不要=香港金融管理局総裁

ロイター / 2025年1月10日 11時19分

 1月10日、香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の余偉文総裁は、香港ドルを米ドルと連動させる「ペッグ制」について、香港にはこの制度を変更する意図も必要性もなく、香港はペッグ制を守る能力を備えているとの認識を示した。写真は米ドルと香港ドルの紙幣。北京で2016年1月撮影(2025 ロイター/Jason Lee)

[香港/上海 9日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の余偉文総裁は9日、香港ドルを米ドルと連動させる「ペッグ制」について、香港にはこの制度を変更する意図も必要性もなく、香港はペッグ制を守る能力を備えているとの認識を示した。HKMAのウェブサイトに声明を発表した。

香港ドルはこのところ相場が上昇し、先週に一時対米ドルで3年半ぶりの高値を付け、ペッグ制で設定されている取引範囲の上限に迫った。

余氏は「最近ペッグ制が関心を集め、潜在的な地政学的ショックを巡る憶測が流れているが、それでも香港ドル市場はペッグ制の設計に沿って円滑に運営されている。繰り返すが、ペッグ制を変更する意図も必要性もない」と述べた。

また、香港はマネタリーベース(資金供給量)の約1.7倍に相当する4200億ドル超の外貨準備を保有しており、ペッグ制を常に円滑に運営することが可能だと強調した。

さらに「小規模で開かれた経済であり、主要な国際金融的なセンターである香港にとって、為替レートの安定は非常に重要だ」と述べ、ペッグ制における香港ドルの上昇が香港の景気回復を妨げるとの見方を否定した。

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