午前の日経平均は続落、ファストリが押し下げ 中盤から戻り歩調
ロイター / 2025年1月10日 12時14分
Fumiya Mizuno
[東京 10日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円33銭安の3万9411円76銭と続落した。前日の米株市場が休場となるなど手掛かり材料難の中、売り優勢の展開となった。ファーストリテイリングの大幅安が全体を押し下げる要因との見方が多い。前営業日比で一時439円04銭安の3万9166円05まで下落したが、中盤以降は戻り歩調となった。
前日の米国株式市場が休場のため東京市場は朝方から見送りムードが支配する格好となったが、その中で大きく下げたのがファーストリテイリングだった。同社は前日に2024年9─11月期連結決算(国際会計基準)を発表し、この期間としては過去最高益となったものの、材料出尽くし感から売られたという。
「日経平均の動きに大きな影響を及ぼすファーストリテの寄与度が日経平均の下げ幅よりも大きい」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれ、これを除くと模様眺めの展開とった。
市場では「直近に下がった銘柄には押し目買い、バリュエーションから狙える銘柄を拾う動きがみられる」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)といった指摘もあり、前場後半は下げ渋る動きとなった。
TOPIXは0.31%安の2727.57ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆億3700万円だった。
東証33業種では、値上がりは非鉄金属、金属製品など10業種、値下がりは海運業、銀行業、医薬品など23業種だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが665銘柄(40%)、値下がりは905銘柄(55%)、変わらずは74銘柄(4%)だった。
個別ではトヨタ自動車、ソフトバンクグループなどが軟調だが、東京エレクトロンがしっかりとなっている。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1太陽光パネル大量廃棄2030年問題に挑む 強力接着剤を分離、再利用可能にする装置開発
産経ニュース / 2025年1月10日 11時0分
-
2ヤマハ発動機、27年ぶりに企業ロゴを刷新 デジタル活用を意識
レスポンス / 2025年1月10日 15時57分
-
3子どもに「デパコスほしい」と言われた親の"正答" 「小学生には早い」と怒る人に知ってほしいこと
東洋経済オンライン / 2025年1月10日 9時0分
-
4AI売上高「30%」に引き上げへ、「取り組まなければパナソニックが化石になる」…楠見雄規社長に危機感
読売新聞 / 2025年1月10日 13時42分
-
5"7つの悪手"「中居正広氏の謝罪文」失敗の典型だ 反発は必然「危機管理の専門家」いなかったのか
東洋経済オンライン / 2025年1月10日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください