OPECプラスの減産、最終合意はメキシコ次第=サウジ・エネ相
ロイター / 2020年4月10日 14時41分
<description role="descRole:caption"> 4月10日、サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相(写真)は、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が9日に合意した日量1000万バレルの減産について、最終的な合意はメキシコが参加するかどうかにかかっているとの見解を示した。写真はウイーンで昨年12月撮影(2020年 ロイター/Leonhard Foeger) </description>
[ドバイ 10日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は10日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が9日に合意した日量1000万バレルの減産について、最終的な合意はメキシコが参加するかどうかにかかっているとの見解を示した。
OPECプラスは、全ての参加国が20%超の減産を実施する計画を策定したが、メキシコが減産の受け入れを渋っており、最終的な合意はメキシコが署名するかどうかに左右されるとしている。
10日にはサウジが議長国を務める20カ国・地域(G20)エネルギー相会合が開催される。
アブドルアジズ・エネルギー相は、ロイターの電話取材に対し「この合意がメキシコにとってだけでなく世界全体にとって恩恵のあるものだと(メキシコが)認識することを望む」と述べ、合意はメキシコの署名にかかっているとした。
米国やカナダ、ブラジルなど他の国がOPECプラスの減産合意に参加するかどうかについては「彼らは独自の手法を用いて行うだろう。各国の状況に基づいて何ができるか他国に指示することはわれわれの役目ではない」と語った。
また、「メキシコが同意すれば」市場への実際の供給量は日量約1130万バレル削減されると述べた。
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