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日経平均は反発、日銀が支え 新型コロナで上値は重い

ロイター / 2020年4月10日 15時39分

 4月10日、東京株式市場で日経平均は反発した。写真は2013年6月、都内で撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。オプションSQ(特別清算指数)算出に絡んだ注文は買い超過だった様子で、朝方は上値を追う形となったが、その後は前日終値を挟んでもみ合い商状となった。国内での新型コロナウイルスの感染拡大を受け、上値の重い展開となった。

株式市場筋によると、4月限日経平均先物ミニ・オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別清算指数)値は1万9577円48銭となった。

日本は新型コロナの感染者数の増加が止まらず、国が緊急事態宣言を出した都府県以外に、愛知県や岐阜県が独自の緊急事態宣言を発表。京都府も対象地域に追加するよう国に要請する動きとなっている。

日経平均は寄り付きで高値の1万9500円07銭を付けた。オプションSQ(特別清算指数)が決定した後は伸び悩み、マイナス圏へ転落したが、後場は日銀のETF(上場投資信託)買い入れに支えられプラス圏での推移となった。

市場では「週末であることに加え、米国はイースター休暇に入ることから、前場では利益確定やポジション調整で売りが出やすかった。後場では海外勢をはじめとする市場参加者が少なかったことから、日銀のETFの買い入れ期待で上振れしやすかった」(国内証券)との声が出ていた。

TOPIXは反発。東証33業種では、銀行業、鉱業、電気・ガス業、パルプ・紙業などの27業種が値上がり。鉱業、空運業、ゴム製品、石油・石炭製品などの6業種は値下がりした。OPECプラスでは9日、5月と6月に日量1000万バレルの減産を行うことで合意したが、原油価格の下支えには不十分との見方が強かった。

個別では、指数寄与度の高いファーストリテイリング<9983.T>が前日比2.64%高で日経平均を44円程度押し上げる要因となった。前日に業績見通しの下方修正を発表したが、悪材料出尽くしと受け止められた。

東証1部の騰落数は、値上がり1511銘柄に対し、値下がりが608銘柄、変わらずが50銘柄だった。

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