日立、20年3月期決算発表は5月中旬以降 在外子会社で手続きに遅延

　４月１０日、日立製作所は２０２０年３月期通期連結決算の発表は５月中旬以降になると発表した。写真は２０１７年１０月、千葉の幕張メッセで撮影（２０２０年　ロイター／Toru Hanai）

［東京　１０日　ロイター］ - 日立製作所<6501.T>は１０日、２０２０年３月期通期連結決算の発表は５月中旬以降になると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴い世界の各地域でロックダウン（都市封鎖）が発生している影響で、在外子会社などの決算手続きに遅延が生じているため。

新型ウイルス感染拡大による通期連結業績への影響は現在精査中で、具体的な決算発表日程については、準備ができ次第公表する。

一方、今期第３・四半期末時点で約６９４５億円の現金等を保有、総額２０００億円の無担保普通社債の発行、複数の金融機関との間で締結しているコミットメントライン契約額は全額未使用のまま５０００ 億円を維持しており、流動性を十分に確保しているという。