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レバノン首都で連日の反政府デモ、閣僚2人が辞任

ロイター / 2020年8月10日 12時6分

 大規模爆発が起きたレバノンの首都ベイルートで9日、政府の怠慢や腐敗に抗議するデモが前日に続き行われ、投石する参加者に対し警察は催涙ガスを使用して強制排除に乗り出した。こうした中、政府の改革失敗を理由に閣僚2人が辞任を表明した(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[ベイルート 9日 ロイター] - 大規模爆発が起きたレバノンの首都ベイルートで9日、政府の怠慢や腐敗に抗議するデモが前日に続き行われ、投石する参加者に対し警察は催涙ガスを使用して強制排除に乗り出した。こうした中、政府の改革失敗を理由に閣僚2人が辞任を表明した。

ロイターの特派員によると、議会広場や近隣の殉教者広場には数千人が集まり、防護服を着た警官隊と衝突した。

テレビの映像では、議会広場で火災が発生する様子などが映っている。デモ隊は住宅省や運輸省の建物にも押し入った。

4日に発生した大規模な爆発では158人が死亡、6000人以上が負傷。政府によると、爆発の原因となった2750トンの硝酸アンモニウムは6年間、安全対策が取られないまま港の倉庫に保管されていた。数カ月にわたる政治・経済危機も重なり、政府当局者の辞任を求める声が高まっている。

環境相と情報相はこの日、政府は改革に失敗したとして辞任を表明した。

デモ参加者の1人は「指導者らに国民を救う機会を何度も与えたが毎回失敗に終わった。全員辞任すべきだ。特にヒズボラは武装組織で、市民を武器で脅すだけであり、辞めるべきだ」と述べた。親イランのシーア派武装組織ヒズボラはレバノン政府で閣僚ポストを握っている。

レバノンの有力キリスト教聖職者も、閣僚が全員辞任すべきだと訴えた。

ベイルートでは8日、昨年10月以来の大規模な反政府デモが起き、殉教者広場に約1万人が集まった。警官1人が死亡したほか、赤十字によると、170人以上が負傷した。[nL4N2FB00D]

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