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英物理学者P・ヒッグス氏死去、「ヒッグス粒子」存在予言 94歳

ロイター / 2024年4月10日 10時1分

 全ての物質に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を予言し、2013年にノーベル物理学賞を受賞した英物理学者のピーター・ヒッグス氏が4月8日に死去した。94歳だった。2013年12月、ストックホルムで撮影。Henrik Montgomery/TT News Agency(2024年 ロイター)

Robert Evans

[ロンドン 9日 ロイター] - 全ての物質に質量を与える「ヒッグス粒子」の存在を予言し、2013年にノーベル物理学賞を受賞した英物理学者のピーター・ヒッグス氏が8日に死去した。94歳だった。

ヒッグス氏が長年教授を務めた英エディンバラ大学の9日発表によると、短い闘病生活の後、自宅で安らかに息を引き取ったという。

1964年に発表したヒッグス粒子に関する最初の論文は、欧州合同原子核研究機関(CERN)の専門誌から「物理学との関連性がない」として却下されたが、2012年になってCERNの大型ハドロン衝突型加速器で新たな素粒子として発見され、存在が証明された。

この功績が評価され、13年にベルギーのフランソワ・エングラート氏と共にノーベル物理学賞を受賞した。

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