独、ジェノサイド支援の非難に反論 ガザ巡りニカラグアが提訴
ロイター / 2024年4月10日 11時18分
4月9日、ドイツは、イスラエルへの武器売却を巡りニカラグアから国際司法裁判所(ICJ)に提訴された問題で、パレスチナ自治区ガザでのジェノサイド(大量虐殺)を支援しているとするニカラグアの主張を否定した。写真はICJの入る建物。オランダのハーグで2018年8月撮影(2024 ロイター/Piroschka van de Wouw)
Stephanie van den Berg
[ハーグ 9日 ロイター] - ドイツは9日、イスラエルへの武器売却を巡りニカラグアから国際司法裁判所(ICJ)に提訴された問題で、パレスチナ自治区ガザでのジェノサイド(大量虐殺)を支援しているとするニカラグアの主張を否定した。
ドイツは昨年10月のガザ戦闘開始以降、イスラエルを最も強く支持してきた同盟国の一つ。
独外務省の法律顧問はICJで、ニカラグアの訴えは性急で証拠が弱く、管轄権欠如のため却下されるべきだと主張。ドイツは武器輸出が国際法を順守しているか審査しているとし、「イスラエルとパレスチナの人々に対する責任を果たすために最大限の努力をしている」と強調した。
ナチスによるユダヤ人虐殺の歴史を踏まえ、ドイツにとってイスラエルの安全保障は優先事項とも述べた。
ニカラグアはドイツがジェノサイドのリスクを認識しながらイスラエルに武器を供与し、1948年のジェノサイド条約などに違反したと主張。ドイツに武器売却停止と国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出再開を命じるよう求めた。
最終的な判決には数年かかる可能性が高いが、ニカラグアが求めた緊急措置については数週間内に判断が示される見通し。
この記事に関連するニュース
-
イスラエルの五輪除外要求 パレスチナ、分断の構図
共同通信 / 2024年7月22日 17時28分
-
パレスチナ自治区への占領政策は「国際法違反」ICJが勧告的意見 イスラエル側は「自分たちの土地」と反発
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月20日 5時52分
-
イスラエル占領政策終結を ICJ勧告「国際法違反」
共同通信 / 2024年7月20日 0時45分
-
パレスチナ占領は「国際法違反」=イスラエルに勧告的意見―国際司法裁
時事通信 / 2024年7月19日 23時22分
-
81歳のバイデン大統領が左派にたたかれ続ける訳 ネタニヤフ首相と犬猿の仲、股裂き状態
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 19時0分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)