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新型肺炎、世界全体に非常に重大な脅威及ぼす=WHO事務局長

ロイター / 2020年2月12日 1時21分

Director-General of the WHO Tedros Adhanom Ghebreyesus, attends a news conference on the novel coronavirus (2019-nCoV) in Geneva, Switzerland February 11, 2020. REUTERS/Denis Balibouse

[ジュネーブ 11日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、中国の新型コロナウイルス感染拡大は「世界全体に非常に重大な脅威」を及ぼすとし、ウイルスのサンプル共有やワクチンや薬の開発加速を促した。

WHOは2日間の日程で、ワクチンや診断の開発加速を目的とした会合を開催。テドロス事務局長は中国本土と台湾とのビデオ会議で「新型ウイルス感染例の99%は中国国内で、中国にとって緊急事態だが、世界全体にも非常に重大な脅威をもたらす」と警鐘を鳴らした。

テドロス氏によると、新型ウイルスによる中国国内の死者数の累計は1017人、感染者は4万2708人。

テドロス事務局長は前日、中国に渡航歴のない患者からの感染について「懸念される症例」が出ているとし、「大火を引き起こす火花になり得る」と懸念を表明した。

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