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中国当局、銀行のオンライン融資巡り規則案 使途や金額を制限

ロイター / 2020年5月11日 10時50分

 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は5月9日、金融リスクの抑制に向け、商業銀行のオンライン融資に関する規則案を公表した。リスクの高い投資への融資を禁止したほか、消費者向け融資額に上限を設定した。2019年2月14日、北京で撮影。提供写真(2020年 ロイター)

[北京 9日 ロイター] - 中国銀行保険監督管理委員会(銀保監会)は9日、金融リスクの抑制に向け、商業銀行のオンライン融資に関する規則案を公表した。リスクの高い投資への融資を禁止したほか、消費者向け融資額に上限を設定した。中国当局が銀行のオンライン融資を特定の対象とした規則を出すのは初めて。

銀保監会は声明で、オンラインで提供された融資を不動産、株式、債券、先物、金融デリバティブ、資産運用商品の購入やその他の高リスク投資に使用することはできないと説明した。

その上で「融資の使途が違法な場合や合意内容と異なる場合、融資を期限前に回収するための措置が講じられる」とした。

銀行に対し、消費者向けオンライン信用枠の上限を1人当たり20万元(2万8276ドル)とすることも指示した。

銀保監会はこうした規則について、銀行のオンライン融資業務における金融リスクを抑制するとともに、借り手の利益を保護し、銀行が提供済みの一部信用の使途を正す一助になると指摘した。

消費者向け融資上限については、家計債務の急速な拡大抑制に寄与するとした。

銀保監会は、銀行と小規模金融会社による共同融資事業に関する規制も強化し、銀行が適切な貸出免許を持たない会社と共同で消費者に融資を行うことを禁止した。

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