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日経平均は反落、円高嫌気し売られた後は下げ渋り

ロイター / 2020年6月11日 12時4分

 6月11日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比242円67銭安の2万2882円28銭となり、反落した。写真は都内の株価ボード。2009年3月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比242円67銭安の2万2882円28銭となり、反落した。金融政策据え置きとなった米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて円高が進んだことを嫌気し売り優勢となったものの、徐々に様子見ムードが広がり全般的に下げ渋った。

10日の米国株式市場はダウ平均株価<.DJI>とS&P総合500種指数<.SPX>が続落。全般的に不安定な値動きとなり、ダウ平均は282ドル安となる一方、ナスダック総合指数<.IXIC>は初の1万ポイントに乗せて終了した。

注目されたFOMCで米連邦準備理事会(FRB)は、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0─0.25%に据え置くことを決定。これを受けて、外為市場ではドル/円相場が106円台まで円高に振れ、朝方の日本株は輸出関連株や銀行など金融株を中心に売り優勢で始まった。

ただ、売り一巡後は一進一退の動き。あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えて見送り気分が強い一方、海外勢の押し目買いや下げたところでのショートカバーも期待されており、下げ渋る動きとなった。

財務省が寄り付き前に発表した5月31日―6月6日の対外及び対内証券売買契約等の状況 (指定報告機関ベース)で、対内株式投資が2687億円の買い越しだったことが注目されている。

市場では「これまで円安が株価を支えていたため、円高に振れたことで売りが優勢となった。そうした中で、下値抵抗力を試すような動きになっている」(野村証券・投資情報部投資情報二課・課長代理の神谷和男氏)との指摘もあった。 TOPIXは0.86%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1721億6100万円。東証33業種では、海運業、鉱業、鉄鋼などほとんどの業種が値下がりし、上昇したのはその他製造など2業種だけだった。

個別では、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>などの輸出関連株が安い。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など銀行株も軟調。指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>もさえない。半面、任天堂<7974.T>が高い。 東証1部の騰落数は、値上がりが426銘柄に対し、値下がりは1674銘柄、変わらずが64銘柄だった。

日経平均は安値圏でもみあっており、2万2800円台での動き。市場では「あすのSQ(特別清算指数)算出を見極めたいとの気分が強く、様子見ムードとなっている。個人投資家の値動きが良い銘柄を物色する動きが目立つ程度だ」(国内証券)との声が聞かれた。

日経平均は安値もみあい。2万2900円前後の水準で推移している。ドル安/円高が引き続き気にされているものの、売りが一巡した後は一進一退の動き。あすにメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、様子見ムードが強い。

市場では「外為市場でドル安/円高に振れていることを気にしながら、下値抵抗力を試すような動きになっている」(国内証券)との声が聞かれた。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比276円93銭安の2万2848円02銭となり、急反落してスタート。外為市場でドル/円が106円台まで円高に振れたことを受け、輸出関連株を中心に幅広く売られている。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T>、ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>など主力の輸出関連株、指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>などが売り優勢。さらに、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>の銀行株も売り優勢となっている。

*内容を追加します。

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