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クレディ・スイスCEO、「事業環境は改善」

ロイター / 2020年6月11日 11時33分

 6月11日、スイスの金融大手クレディ・スイスのトーマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)(写真)は、事業環境が年初の厳しい状態から改善しているとの認識を示した。写真はチューリッヒで2月撮影(2020年 ロイター/ARND WIEGMANN)

[チューリヒ 10日 ロイター] - スイスの金融大手クレディ・スイス のトーマス・ゴットシュタイン最高経営責任者(CEO)は、事業環境が年初の厳しい状態から改善しているとの認識を示した。ゴールドマン・サックス主催のイベントでの発言の音声データが10日、公表された。

同氏は「われわれが過去数週間に確認した初期の兆候は非常に期待できるもので、正しい方向に向かっている。金融システムの緊張は3月後半に明らかに高まったが、4月に大幅に落ち着き、5月と6月も非常に頑強だった」と説明。

「これまでの状況は非常に良い。無論、第2・四半期の欧州と米国の経済指標はかなり悪いと想定しているが、概して言えば、スイスの法人向け金融部門や投資銀行部門の担当者からはクライアントと活発にやりとりしていると聞いており、現状について極めて楽観的に捉えている」とした。

また、富裕層向けプライベートバンク部門の活動拡大が、運用資産の減少による経常収入の落ち込みを補って余りあるという。資産水準も足元で回復しつつあると続けた。

デービッド・マザーズ最高財務責任者(CFO)は、法人顧客による株式か社債による資金調達の需要が高いと指摘。資本市場の活動は広範に持ち直しているとした。

ゴットシュタインCEOは、収益性の目安となる有形自己資本利益率(ROTCE)を10%に引き上げるという中期目標について、2020年は不透明感が高いため、達成を約束できないと改めて表明した。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止していた自社株買いについては、第2および第3・四半期の業績を確認した上で、再開を検討する考えを示した。

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