辺野古の移設工事再開、沖縄県議選終了と関係ない=官房長官
ロイター / 2020年6月11日 16時41分
6月11日、防衛省沖縄防衛局が12日から米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を再開すると決めたことについて、菅義偉官房長官(写真)は午後の会見で、地元や米軍との間で新型コロナウイルスの感染防止などでの調整が終了したためと聞いていると述べた。写真は都内で昨年9月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 11日 ロイター] - 防衛省沖縄防衛局が12日から米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を再開すると決めたことについて、菅義偉官房長官は11日午後の会見で、地元や米軍との間で新型コロナウイルスの感染防止などでの調整が終了したためと聞いていると述べた。
沖縄県内では、7日に投開票のあった同県議選への影響を避けるため、選挙後のタイミングで工事再開を決めたとの声が出ている。この点について菅官房長官は、全く関係がないとの見解を示した。また、今後も「沖縄の基地負担の軽減に全力を挙げる」と述べた。
共同通信などによると、玉城デニー知事は11日、工事再開について「極めて遺憾であるとしか言えない」と県庁で報道陣に述べた。
移設工事は、工事関係者の1人が新型コロナウイルスに感染したことで、4月17日から中断。その後も再開されずにいた。
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