EU「合意なし」も辞さず、対英強硬論強まる

ロイター / 2020年9月12日 5時5分

9月11日、英国が欧州連合(EU)離脱協定の一部修正に固執する中、EU内では「合意なし」も辞さないとして対英強硬論が強まっている。写真は2019年4月、ベルリンで撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ロンドン/ブリュッセル 11日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)離脱協定の一部修正に固執する中、EU内では「合意なし」も辞さないとして対英強硬論が強まっている。

欧州議会の議員らは11日、声明を発表し、英国が従来の離脱協定を完全に履行しない限り、英国との新たな貿易協定は認めないと明言。英国が離脱協定に違反したり、そのように脅すのなら「欧州議会はいかなる状況下でも、英国とのいかなる協定にも批准しない」と表明した。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のドナフー議長(アイルランド財務相)も、英国がEUとの通商協定締結を望むのなら、まずEUとの離脱合意を順守する必要があると強調。「英政府が欧州委の要請に応えることが不可欠だ。これは(EUと英国の)将来関係において必須条件だ」と語った。

欧州委員会のセフコビッチ副委員長は、前日のゴーブ英内閣府担当相との会談の内容を議員らに説明。「信頼関係の再構築は英国政府にかかっている」と述べた。

EUのバルニエ首席交渉官は前日、「英国はEUの基本的な原則と利益について互恵的な方法で関与していない」とし、「EUは2020年1月1日に起こり得る全てのシナリオに向けて準備を急いでいる」と表明した。

モルガン・スタンレーは、英国とEUの移行期間後の通商関係が、特別な協定を結ばず世界貿易機関(WTO)ルールに則ったものになる「WTO型」になる確率を25%から40%に引き上げた。

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