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アルゼンチン、年内にロシア製コロナワクチン投与開始へ

ロイター / 2020年12月11日 11時33分

 12月10日 ロシアは新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の1000万回分の供給契約をアルゼンチンと結んだ。これにより、アルゼンチンは今月からワクチン投与を開始できる。写真はスプートニクVを接種する医療従事者。10月2日、ロシアのトヴェリで撮影(2020年 ロイター/Tatyana Makeyeva)

[モスクワ/ブエノスアイレス 10日 ロイター] - ロシアは10日、新型コロナウイルスの国産ワクチン「スプートニクV」の1000万回分の供給契約をアルゼンチンと結んだ。これにより、アルゼンチンは今月からワクチン投与を開始できる。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、ワクチン開発に関わるロシア政府系ファンド「ロシア直接投資基金(RDIF)」との合意に基づき、12月中に30万人に、来年1─2月には1000万人に投与できるとの見通しを示した。3月にはさらに500万人分のワクチン供給を受ける選択肢もあると語った。

ロシアはワクチンの有効性を90%超としている。

フェルナンデス氏は会見で、「ロシア製ワクチンがアルゼンチンに到着した後、最初に接種するのは私だ。ワクチンの品質について疑いはない」と強調。「ワクチンをいつ入手できるかを正確に示す契約を締結したことは一歩前進で、大きな安心材料だ」と付け加えた。

ワクチンはまず、高リスクを抱えた人や医療従事者、教師に投与される見込み。

アルゼンチンで新型コロナへの感染が確認されたのは累計150万人近くに上る。死者は4万0222人。ただここ数カ月間は、1日当たりの感染率は大幅に低下している。

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