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メキシコ中銀、余剰現金の買い入れ法案を批判

ロイター / 2020年12月11日 17時17分

メキシコ中銀は10日、商業銀行が保有する余剰現金の買い上げを中銀に義務付ける法案を批判した。写真はメキシコ中銀のビル。2019年撮影。(2020年 ロイター/Daniel Becerril/File Photo)

[メキシコ市 10日 ロイター] - メキシコ中銀は10日、商業銀行が保有する余剰現金の買い上げを中銀に義務付ける法案を批判した。

中銀の独立性に悪影響が及び可能性があるほか、麻薬組織の収入を中銀が吸い上げることになりかねないとしている。

法案は与党・国民再生運動(MORENA)がまとめ、9日に上院で可決された。ロペスオブラドール大統領は、上下両院で可決された場合は、同法を順守する義務があると主張している。

メキシコでは、外貨準備の利用や経済政策などを巡って、中銀と与党・大統領と対立するケースが目立っている。

中銀は10日遅く、同法が成立すれば、中銀が「リスクの高い」業務を引き受けることになり、外貨準備がリスクにさらされる恐れがあると主張。通貨ペソを防衛する能力が低下しかねないと批判した。

市場関係者も、同法案を懸念しているとみられ、上院の法案可決後、ペソは対ドルで0.8%下落した。

中銀のディアスデレオン総裁は下院に対し、中銀との協議を通じて法案を修正すべきだと呼び掛けた。与党は法案の修正についてコメント控えている。

与党は、今回の法案について、資金洗浄にはつながらず、金融システムの利用で不利な立場に立たされている貧しい移民を支援することが狙いだと説明している。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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