トランプ氏は「最高扇動者」、弾劾裁判で民主党が弁論

ロイター / 2021年2月11日 10時35分

 米連邦議会占拠事件を巡るトランプ前大統領の弾劾裁判は10日、2日目の審理を行った。検察官役を務める民主党下院議員は、トランプ氏を「最高扇動者」と呼び、同氏の行為は米国の民主主義を象徴する平和的な政権移行を脅かしたと訴えた。写真は審理の様子。U.S. Senate TV提供写真(2021年 ロイター)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米連邦議会占拠事件を巡るトランプ前大統領の弾劾裁判は10日、2日目の審理を行った。検察官役を務める民主党下院議員は、トランプ氏を「最高扇動者」と呼び、同氏の行為は米国の民主主義を象徴する平和的な政権移行を脅かしたと訴えた。

また、トランプ氏の支持者らが議事堂内で共和党のペンス前副大統領らを探す様子などを動画を使って説明した。

これまで非公開だった議事堂内の監視カメラの映像では、暴徒が窓を突き破って警官と争い、ペンス氏が家族とともに避難していた部屋まで30メートルの距離に迫る様子がとらえられている。

映像では、平和的な政権移行を阻止する狙いで議事堂を襲撃したトランプ氏の支持者らが、共和党員を標的にしていたことが浮き彫りになった。弾劾裁判で有罪評決を下すには共和党議員の賛成票が必要になる。

民主党のプラスケット下院議員は、暴徒が「マイク・ペンスをつるせ」と叫んだり、民主党のペロシ下院議長を探したりしている映像を流し、「暴徒はペンス副大統領(当時)を探していた」と強調した。

トランプ前大統領は、選挙結果の認定を止める権限がペンス氏にはあると繰り返し主張していた。実際には、ペンス氏にそうした権限はなかった。

検察官役の民主党議員らは、議事堂が占拠された1月6日以前から、暴力を促したり選挙に関する誤った主張を繰り返したりすることでトランプ氏が反乱の下地を作っていたとも指摘した。

プラスケット議員は、トランプ氏がたびたび支持者による暴力を「意図的に鼓舞」していたと強調。「(選挙結果の)認定を阻止するため、トランプ氏は特定の日の特定の時間に、特定の場所でデモ行進するよう、何カ月もかけて支持者に訴えた」と述べた。

トランプ氏の弁護団は、民主党の後に16時間の弁論の時間を与えられている。

共和党のクレーマー上院議員は、マコネル上院院内総務から投票方針について指示があったかとの記者団の質問に対し、議員は「良心」に基づいて票を投じると答えた。

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