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韓国、アストラゼネカ製ワクチンの接種対象を65歳以上に拡大

ロイター / 2021年3月11日 11時7分

 3月11日、韓国の丁世均首相は、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの接種対象を65歳以上に拡大すると表明した。ソウルの接種会場で2月撮影(2021年 ロイター/Heo Ran)

[ソウル 11日 ロイター] - 韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は11日、英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの接種対象を65歳以上に拡大すると表明した。

韓国は2月の最終週にワクチン接種を開始し、高齢者と医療従事者を優先接種の対象としたが、65歳以上の介護施設居住者37万人強については、この年齢層に関する治験データが不足しているとして、除外してきた。

ただ、英保健・社会福祉省の公衆衛生部門は1日、アストラゼネカと米ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの政府接種計画で、いずれかの接種を1回受けた80歳以上の人のコロナ感染症による入院を防ぐ有効性が80%超あるとの研究結果を発表している。

丁氏は「アストラゼネカのワクチンの有効性を判断する材料が不足していたため、65歳以上の接種を先送りしてきたが、最近になって高齢者への有効性を証明するデータが英国で発表された」と説明。

5月の最終週からアストラゼネカ製ワクチンで700万人の追加接種を行うと続けた。

疾病予防管理庁(KDCA)によると、10日時点で国内の50万0635人がアストラゼネカ製あるいはファイザー製のワクチンの1回目の接種を受けた。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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