実質消費支出、3月は前年比6.2%増 4カ月ぶりプラス=総務省
ロイター / 2021年5月11日 10時8分
[東京 11日 ロイター] - 総務省が11日発表した3月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比6.2%増となり4カ月ぶりにプラスに転じた。新型コロナウイルスの感染拡大で前年の消費が落ち込んでいた反動が押し上げ、2019年9月以来の大幅な増加率となった。ロイターの事前予測調査では同1.5%増が予想されていた。
季節調整済み前月比では7.2%増だった。
前年比で大きく増加したのは、住居の設備修繕・維持費、授業料、教養娯楽用耐久財、電気代、上下水道料、保険医療サービス、洋服など。個別品目ではパソコンやテレビ、インターネット接続料や宿泊料などの増加が押し上げた。
一方、自動車関係費は減少した。食料は横ばいだった。個別品目では、昨年買いだめが発生したコメや即席めん、トイレットペーパーなどは減少した。
<コロナ禍前の2年前との比較、冷凍食品やチューハイが急増>
総務省は、コロナ禍による外出自粛や巣ごもり消費の影響が大きく表れた一部品目について、2年前の2019年3月との比較を公表した。これによると、冷凍食品が38.0%、チューハイ・カクテルが32.7%、マスクやガーゼなど保健用消耗品が35.3%、それぞれ増加した。
一方、鉄道運賃は58.9%、パック旅行費は82.7%、口紅は46.1%、それぞれ急減した。
(竹本能文 編集:山川薫)
この記事に関連するニュース
-
実質賃金プラスも「好循環」実現は微妙 総裁選・総選挙で経済対策の議論へ【播摩卓士の経済コラム】【播摩卓士の経済コラム】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月7日 14時0分
-
7月の消費支出、0・1%増の29万931円…物価高に対応し節約志向続く
読売新聞 / 2024年9月6日 12時37分
-
実質消費支出、7月は0.1%増にとどまる 「踊り場」継続か
ロイター / 2024年9月6日 11時44分
-
7月消費支出、0.1%増=3カ月ぶりプラス、食料・電気代は節約―総務省
時事通信 / 2024年9月6日 11時26分
-
英小売売上高、8月は微増に反転 好天で食品・飲料支出伸びる
ロイター / 2024年9月3日 12時4分
ランキング
-
1品薄でコメの買い方に“変化” 農家「直売」サイトが好調…売り上げ12倍も
日テレNEWS NNN / 2024年9月10日 20時58分
-
2《令和の米騒動リポート》足りないのは安い米?米は本当に不足しているのか 米農家は「価格の知覚がおかしな消費者が増えた」と悲痛
NEWSポストセブン / 2024年9月10日 11時15分
-
3“置き配”サービス拡大も…“トラブル”相談件数増加 荷物がビショビショ、誤配も
日テレNEWS NNN / 2024年9月10日 20時24分
-
4日本での成功を生んだ、外国名画の「絶妙な邦題」 「ランボー」の原題は直訳すると「最初の血」
東洋経済オンライン / 2024年9月10日 16時0分
-
5新米が入り品薄状況は“改善の兆し”も値段は高騰 東京では農家らがデモ「きちんとした主食の政策をとってほしい」【令和のコメ騒動】
MBSニュース / 2024年9月10日 19時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください