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午前の日経平均は続落、金融引き締め引き続き重し グロース株売り

ロイター / 2022年1月11日 12時3分

11日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比247円25銭安の2万8231円31銭と3日続落した。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 11日 ロイター] - 11日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比247円25銭安の2万8231円31銭と3日続落した。米国での金融引き締め加速への警戒感が引き続き嫌気されたほか、国内での新型コロナウイルスの感染拡大も重しとなった。米長期金利が上昇したことで、日本株はハイテク株などのグロース株中心に利益確定売りが先行した。

週明け10日の米国株式市場はまちまち。S&P総合500種とダウ工業株30種が続落し、ナスダック総合が反発した。金利上昇を巡る懸念からナスダック総合は一時下落していたが、終盤にプラス圏に浮上した。

日経平均は続落スタート後も下げ幅を拡大し、一時389円07銭安の2万8089円49銭で安値を付けた。米長期金利の上昇を受けてハイテク株を中心に売られる展開となった。ただ、前場中盤では米株先物やアジア株に落ち着きがみられ、下げは一服した。

市場では「グロース売りが一段と強まり、日経平均の重しとなっている。12日に発表される米消費者物価指数(CPI)の内容を見極めるまでは、不安定な相場が続きそうだ」(国内証券)との声が聞かれた。

TOPIXは0.72%安の1981.22ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆5255億9100万円だった。東証33業種では、電気機器、鉱業、化学工業、金属製品、小売業などの22業種が値下がり。保険業、銀行業、空運業などの11業種は値上がりした。

個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、キーエンスが総じて軟調。KDDI、NTTデータは買われた。

そのほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなどの銀行株がしっかり。「金利上昇による業績期待のほか、割安株物色として買われている」(運用会社)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がりが609銘柄(27%)、値下がりが1461銘柄(66%)、変わらずが112銘柄(5%)だった。

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