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午後3時のドルは115円前半で小動き、株安で上値重い

ロイター / 2022年1月11日 15時15分

 1月11日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.20/23円)に比べて若干ドル高/円安の115.26/28円で推移している。写真はドル紙幣。昨年2月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(115.20/23円)に比べて若干ドル高/円安の115.26/28円で推移している。仲値にかけて実需のドル買い/円売りフローが流入したほか、日経平均のが下げ幅を縮小したことでドルは115円前半で強含み115.38円まで上昇。ただ、その後は株安が重しとなり、円高基調となった。

市場では、米金利の上昇に伴いドル高/円安基調が継続するとの予想が多い。一方で「先週5日以降、ドル/円の水準が下がってきており、リスクオフの円高圧力も高まっている」(ソニーフィナンシャルグループのアナリスト・森本淳太郎氏)との指摘も出ていた。

三菱UFJ銀行のチーフアナリスト・内田稔氏は、ドルは115円近辺では押し目買いニーズが強いものの、リスクオフムードではドルと円の力関係が拮抗しやすいめ「どんどん上値を追っていく展開にはなりにくい」とみている。

米国では、労働市場の改善や高インフレの継続で米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測が高まっている。米金利が上昇する中で株式市場は不安定化しており、「株式市場の動揺が一時的な調整で終わるのか、それとも長引くのか見極めたい」(国内証券)との声もあった。株価が不安定な状況が長期化すれば、外為市場では円高圧力がさらに強まるとみられている。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 115.26/28 1.1336/40 130.69/73

午前9時現在 115.27/29 1.1328/32 130.60/64

NY午後5時 115.20/23 1.1324/28 130.46/50

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