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シェブロン、豪LNG施設の全面スト回避に当局の介入要請へ

ロイター / 2023年9月11日 13時33分

 米シェブロンのオーストラリア法人は、同国にある液化天然ガス(LNG)施設2カ所に関する労働組合との交渉で妥結がもはや見込めないため、全面ストライキ回避に向け政府の労使裁定機関である公正労働委員会に介入を要請すると発表した。写真はシェブロンのロゴ。ベネズエラのカラカスで昨年12月撮影(2023年 ロイター/Gaby Oraa)

Lewis Jackson Roushni Nair

[11日 ロイター] - 米シェブロンのオーストラリア法人は、同国にある液化天然ガス(LNG)施設2カ所に関する労働組合との交渉で妥結がもはや見込めないため、全面ストライキ回避に向け政府の労使裁定機関である公正労働委員会に介入を要請すると発表した。

同社の「ゴーゴン」と「ウィートストーン」のLNG施設の従業員は8日、直前の労使交渉で合意がまとまらなかったことを受け時限ストに入った。14日からは24時間ストを2週間実施すると警告している。

シェブロンは公正労働委に対し、労使交渉の解決が困難であると認定するよう申し入れると表明。認定されればストが終わり、同委が労働協約の内容を決められるようになる。

同社の広報担当者は発表文で、労組側が相場を大きく上回る条件を提示したため、合意に達することができなかったとした。

公正労働委は今年6月から施行された新法によって、労使交渉の妥結が困難な場合に介入して合意をまとめる権限を与えられたばかりで、今回のケースが重要な試金石となる。

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