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日経平均は3日続落、日銀政策修正の思惑で TOPIXはプラス

ロイター / 2023年9月11日 15時51分

 9月11日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比139円08銭安の3万2467円76銭と、3日続落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Mayu Sakoda

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比139円08銭安の3万2467円76銭と、3日続落して取引を終えた。植田和男日銀総裁の新聞インタビューでの発言を受けて、日銀の政策修正を巡る思惑を受けた金利上昇や円高が警戒された。TOPIXは小幅に反発し、市場では「バリュー優位相場が本格的に始まった」(国内証券ストラテジスト)との声があった。 

日経平均は前週末の米株高を好感し83円高と小幅に反発して寄り付いた後、139円高となった。その後はマイナス圏に沈み、後場には215円15銭安の3万2391円69銭で安値をつけた。

日銀の政策修正を巡る思惑を受けて、現物債市場で新発10年国債利回り(長期金利)が0.705%と、2014年1月以来の高水準に上昇、ドル/円は一時145円後半へと円高方向に振れた。これを受け、金利敏感株の不動産株が下落した半面、銀行株が買われた。

大和証券の林健太郎シニアストラテジストは9月の日銀金融政策決定会合について「これまでは無風通過との見方が優勢だったが、(インタビューを受けて)政策修正について何らかのヒントが出てくるのではないかという思惑がある」との見方を示した。

ただ、織り込み方はそれぞれで「正常化に向けて動き出すという意味で、海外投資家は日本を脱デフレという見方で再評価し、買い相場とみている可能性もある」(林氏)という。

TOPIXは0.06%高の2360.48ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.06%高の1214.8ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆1365億4300万円だった。東証33業種では、値上がりは銀行、保険、鉱業、証券などの13業種で、値下がりは不動産、海運、サービスなどの20業種だった。

主力株では東京エレクトロン、アドバンテスト、ファーストリテイリングが軟調、3銘柄で日経平均を約121円押し下げた。ソフトバンクグループ、NTTデータグループがしっかりだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが822銘柄(44%)、値下がりは944銘柄(51%)、変わらずは69銘柄(3%)だった。"

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