1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

赤十字、24年予算を13%削減

ロイター / 2023年9月12日 0時57分

赤十字国際委員会(ICRC)のロバート・マルディーニ事務局長は11日、2024年度予算を約13%削減することを発表した。ジュネーブで撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 11日 ロイター] - 赤十字国際委員会(ICRC)のロバート・マルディーニ事務局長は11日、2024年度予算を約13%削減することを発表した。米国などの主要支援国が拠出額を減らしたため。24年予算は21億スイスフラン(23億6000万ドル)となり、スイス・ジュネーブの本部で270人の追加人員削減を迫られる。

ウクライナやスーダンでの戦闘といった世界各地で危機的な状況が深まり、人道支援の必要性が急速に高まっていることで援助予算が逼迫しており、各国政府はどこに対してどのように支援するかの再考を迫られている。

マルディーニ氏は記者団に対して「今回のICRC予算の削減見通しは世界の援助予算が縮小した結果であり、世界で人道支援の必要性がかつてないほど高まっている時期に起きている」とし、「この傾向は大きな人的損失を伴うものだ」と訴えた。

赤十字は90を超える国で展開しており、活動は基本的な人道支援から戦争の捕虜の訪問まで多岐にわたる。

赤十字は今年3月下旬の理事会で23年から24年初にかけて4億3000万スイスフランを削減する計画を承認し、全体の予算を24億スイスフランに修正していた。

マルディーニ氏は米国がICRCで最大の資金拠出国となっており、具体的な金額には言及せずに23年の拠出額が前年より減ったとして「人道支援のシステムを見直す必要がある」とし、「システム全体が一握りの国や拠出者に依存している。これが大きな問題であり、大きなリスクだと思う」と指摘した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください