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SECが大量保有報告制度の改正承認、開示期限を5営業日に短縮

ロイター / 2023年10月11日 9時17分

10月10日、 米証券取引委員会(SEC)は、「大量保有報告制度」の規則改正を賛成4、反対1で承認した。写真はSECのマーク。ワシントンで2021年5月撮影(2023年 ロイター/Andrew Kelly)

Douglas Gillison

[10日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は10日、「大量保有報告制度」の規則改正を賛成4、反対1で承認した。今回の改正は、上場企業の株式5%以上を取得した投資家がこの事実を開示すべき期限を、取得後10日以内から5営業日以内に短縮するという内容だ。

SECの説明では、従来の開示期限は導入から50年経過しており、情報技術の進歩に伴って修正が必要になっていた。ゲンスラー委員長は「急速に発達する市場において、上場企業の経営改革や影響力行使の試みを人々が認知するのに10日もかけるべきではない」と強調した。

また機関投資家が上場企業の持ち分が5%を超えたことを開示する期限も、従来の当該年末から45日以内が、当該四半期末から45日以内に短縮された。

SECでただ1人改正に反対したヘスター・ピアース委員は、物言う株主が市場を通じて企業行動の監視するインセンティブを弱めてしまう点などを理由に挙げた。

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