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原油先物ほぼ横ばい、中東情勢巡る供給懸念が緩和

ロイター / 2023年10月11日 10時21分

アジア時間の原油先物はほぼ変わらず。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突による影響で供給障害が起きる可能性への懸念が和らいだ。写真は、ボスポラス海峡を通過する原油タンカー。2022年12月13日に撮影。(2023年 ロイター/Yoruk Isik)

Laura Sanicola

[11日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ変わらず。イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突による影響で供給障害が起きる可能性への懸念が和らいだ。

0009GMT(日本時間午前9時09分)時点で、北海ブレント先物は0.12ドル高の1バレル=87.77ドル、米WTI原油先物は0.03ドル高の86.00ドル。

週末の軍事衝突を受けて週明け9日にはともに3.50ドル以上上昇していたが、10日は下落して引けた。

米政府当局者は、ハマスによるイスラエル攻撃にイランが関与していると指摘するが、現時点で確かな証拠はない。

政治的なリスクから原油価格の下値は限定的にとどまっている。

イスラエルは10日、パレスチナ自治区ガザに過去最大規模の空爆を行い、ガザ地区との境界を掌握したと発表した。

一方、関係筋によると、ベネズエラ産原油の禁輸措置緩和に向けた同国と米国の協議に進展があったもようで、供給面で明るい兆しも見られている。

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