韓国の起亜が部分ストへ、賃上げと定年引き上げ求め

韓国現代自動車グループの起亜の労組は、国内の組合員が１２日から６営業日にわたり部分ストを実施すると発表した。賃上げと定年引き上げを巡る３カ月にわたった交渉が決裂したため。写真は２０２１年６月、ソウルで撮影（２０２３年　ロイター/Kim Hong-Ji）

Heekyong Yang

［ソウル　１１日　ロイター］ - 韓国現代自動車グループの起亜の労組は、国内の組合員が１２日から６営業日にわたり部分ストを実施すると発表した。賃上げと定年引き上げを巡る３カ月にわたった交渉が決裂したため。

ストは２０日まで毎日、労働時間の一部に実施される形で、起亜としては３年ぶりとなる。

同社の組合員は２万６６００人超で、労組は先月、経営陣が要求を受け入れなければストを実施するとの決定に９２．３％が賛成したと明らかにした。

一方、現代自動車は先月、約１２％の年間賃金引き上げで労使が合意したことから、ストを回避した。

起亜の労組は、月給の最低１８万４９００ウォン（１３８．１２ドル）引き上げを要求。また、定年の６０歳から６４歳への引き上げと週４日の勤務も求めている。