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午後3時のドルは148円後半で底堅い、米金利低下が一服

ロイター / 2023年10月11日 15時21分

 10月11日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(148.70/73円)に比べて小幅なドル高/円安の148円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Mariko Sakaguchi

[東京 11日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(148.70/73円)に比べて小幅なドル高/円安の148円後半で推移している。ドルは米金利低下が一服したことや、日本や中国などアジア株高を背景とした円売り圧力も加わり、底堅く推移している。

前日の海外市場でドル売り/円買いが優勢となった流れを引き継ぎ、148円半ばで取引を開始。仲値にかけては国内輸入企業によるドル買いなどに支えられ、148円後半でじり高となった。

米連邦準備理事会(FRB)高官によるハト派的な発言を受けて、市場では年内の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ観測が一段と後退。米CMEのフェドウオッチによると、現時点で米金利先物市場が織り込む11月の利上げ確率は15.7%、12月は26.7%と、1週間前の23.1%、31.8%から低下している。

トレイダーズ証券の市場部長、井口喜雄氏は「米FRB高官から追加利上げに対して消極的な発言が相次いだことや政府・日銀による為替介入への警戒感から、ドルは上を攻めきれない状況だ」と指摘。一方でドルは下値は固く、148-150円を中心としたレンジ推移となっており、「149円付近が居心地のよい水準になっている」とみる。

足元の米長期金利は4.64%付近。前週末6日には、一時4.88%付近と2007年以来16年ぶりの高水準を更新していた。

上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏は、米金利低下や米FRB高官によるハト派的な発言で「ドルの強さに陰りがみえ、150円台がやや遠くなってきた印象だ」と話す。今後発表されるインフレ関連指標を経て、米FRB高官による発言に変化が出てくるのか、米追加利上げの確率が再び上がるのか、見極めていく必要があると指摘する。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 148.92/148.93 1.0600/1.0604 157.87/157.91

午前9時現在 148.62/148.65 1.0603/1.0607 157.61/157.62

NY午後5時 148.70/148.73 1.0603/1.0607 157.71/157.74

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