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日経平均は続伸、米金利低下を好感 半導体株の上昇がけん引

ロイター / 2023年10月11日 15時52分

 10月11日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比189円98銭高の3万1936円51銭と続伸して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Noriyuki Hirata

[東京 11日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比189円98銭高の3万1936円51銭と続伸して取引を終えた。前日の米金利低下を受けた株高を好感した買いが優勢となり、一時3万2000円を上回った。とりわけ半導体関連株が堅調で、指数を支えた。一方、前日の上昇を受けた反動売りもあり、上値を抑えた。TOPIXは小安かった。

日経平均は前営業日比100円高と小高く寄り付いた。その後も徐々に上げ幅を広げ、後場には一時290円高の3万2037円07銭に上昇した。指数寄与度の高い一部の銘柄が日経平均の上昇をけん引した一方、プライム市場の値上がり銘柄数は2割にとどまった。

前日の米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の上昇を好感したほか、韓国サムスン電子の決算を経て市況の底入れ期待が出て、半導体関連株が総じてしっかりだった。レーザーテックは6%超高。為替がやや円安に振れ、輸送用機器など輸出株を支えた。ファーストリテイリングの上昇も指数の押し上げに寄与した。決算発表をあすに控えており、先取りする動きとの見方も聞かれた。

J.フロント リテイリングは10日に業績予想の上方修正を発表し、好感された。小売セクターの決算シーズンとなり「月次売り上げから堅調さがうかがわれており、相場の支えになりそうだ」(野村証券の沢田麻希投資情報部ストラテジスト)との見方が聞かれた。

一方、相場の軸は引き続き米金融政策の動向で、あすに控える米消費者物価指数(CPI)発表後の米金利の反応に関心が寄せられている。

TOPIXは0.19%安の2307.84ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.18%安の1187.75ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆3821億6800万円だった。東証33業種では、値上がりはゴム製品や精密機器、輸送用機器など7業種で、値下がりは海運や鉄鋼、倉庫・運輸関連など26業種だった。

アドバンテストやソフトバンクグループが堅調。トヨタ自動車はしっかりだった。一方、NTTデータグループは軟調。三井住友FG、川崎汽船はさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが380銘柄(20%)、値下がりは1408銘柄(76%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。

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