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米国株式市場=上昇、FOMC議事要旨や米長期債利回り低下受け

ロイター / 2023年10月12日 6時35分

米国株式市場は不安定な地合いの中、主要株価指数が上昇して取引を終えた。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[11日 ロイター] - 米国株式市場は不安定な地合いの中、主要株価指数が上昇して取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)が発表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で政策当局者の慎重な姿勢が示されたため、金利が安定的に推移するとの投資家の期待が高まった。

米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月19─20日のFOMC議事要旨によると、参加者の大半が経済の先行きは依然として非常に不透明と判断していたことが分かった。適切な追加引き締めの度合いを慎重に判断する根拠になるとした。

エドワード・ジョーンズのシニア投資ストラテジスト、アンジェロ・コーカファス氏は「議事要旨は引き締め過ぎのリスクを強調している。過去3週間の金利動向を踏まえると、追加利上げはないだろうという一定の安心材料になった」と述べた。ただ、データ次第というFRBの姿勢に変わりはないため、次の決定では12日に発表される9月の消費者物価指数(CPI)が考慮されるだろうと指摘した。

米労働省が11日発表した9月の卸売物価指数(PPI)は市場予想を上回ったが、引き続き緩やかな伸びにとどまった。

S&Pの主要11セクターではエネルギーが1.4%下落。シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズを595億ドルで買収すると発表したエクソンモービルが3.6%安となったことが響いた。パイオニアは1.4%高。

金利に敏感なセクターは好調で、不動産は2%上昇。米長期債利回りの低下を受けて公益事業も1.6%高となった。米10年債利回りは中東情勢の緊迫化を背景に約2週間ぶりの低水準を付けた。

新規上場したドイツのサンダルメーカー、ビルケンシュトック・ホールディングは公開価格を12.6%下回って取引を終えた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.65対1の比率で上回った。ナスダックでは1.19対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は100億株。直近20営業日の平均は107億株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 33804.87 +65.57 +0.19 33822.20 33882.55 33612.25

前営業日終値 33739.30

ナスダック総合 13659.68 +96.83 +0.71 13619.21 13671.11 13549.29

前営業日終値 13562.84

S&P総合500種 4376.95 +18.71 +0.43 4366.59 4378.64 4345.34

前営業日終値 4358.24

ダウ輸送株20種 15124.98 +50.51 +0.34

ダウ公共株15種 829.75 +10.93 +1.33

フィラデルフィア半導体 3537.83 +25.75 +0.73

VIX指数 16.09 -0.94 -5.52

S&P一般消費財 1282.90 +6.15 +0.48

S&P素材 498.08 +1.16 +0.23

S&P工業 876.60 +5.43 +0.62

S&P主要消費財 708.01 -4.56 -0.64

S&P金融 554.41 +0.62 +0.11

S&P不動産 218.23 +4.31 +2.01

S&Pエネルギー 670.72 -9.17 -1.35

S&Pヘルスケア 1521.70 -6.50 -0.43

S&P通信サービス 234.15 +2.48 +1.07

S&P情報技術 3038.92 +30.33 +1.01

S&P公益事業 302.27 +4.85 +1.63

NYSE出来高 8.58億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 32025 + 125 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 31990 + 90 大阪比

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